夜明け前の翻訳機月面研究区で働くミナは、英語だけが苦手な自動翻訳機の修理を任される。だが機械が示すのは、翻訳ではなく「人間を守るための沈黙」だった。作業前の静けさに合う、暗めのSFどんでん返し。作品ページ読む
終点のないホーム通勤電車の遅延で、私は降りたことのない小さな駅に立ち寄る。改札を出た先で、誰もいないはずのホームに毎朝同じ女性が立っているのに気づく。静かな駅に残されたものが、少しずつ私の足音を覚えていく物語。作品ページ読む
終点までの三つの停留所終電に近い静かなバスに乗った会社員の千葉は、車内にいつもと違う沈黙を感じる。降りるはずのない停留所、聞こえるはずのないアナウンス、そして隣に座る見知らぬ少女。やがて彼は、この路線が「帰れなかった人」を運ぶ便だと気づく。作品ページ読む